関西美術院について

関西美術院は明治39年(1906年)に創建されました。平成6年(2006年)創立100周年を記念して『浅井忠と関西美術院展』が京都市美術館と府中美術館で盛大に行われました。私設の本格的洋画研究所として世界最古の所です。

浅井忠先生を中心にして創立された関西美術院には多くの俊才が学び、日本洋画界を代表する安井曾太郎 梅原龍三郎 須田国太郎 などの著名な画家を輩出しました。

建築は京都市役所や府立図書館の作品で有名な武田五一の初期の作品で京都の誇る文化財と言っていいでしょう。建物は2016年『国指定登録有形文化財』に指定され、2023年に『京を彩る庭園・建物』にも認定されました。

アトリエは1日中変化の少ない北側からの自然光が美しく、石膏や人体の研究にはこの上ない環境です。

110年以上の歴史を通して関西美術院で育った指導者に代々引き継がれて維持されてきて、今なお熱心な研究生によって毎日勉強が続けられています。

歴史ある伝統を絶やすことなく絵画の基本を厳しく学んでいます。

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