関西美術院は明治39年(1906年)に、浅井忠を中心にして創立された私設の本格的洋画研究所としては世界最古の所です。

これまでに多くの俊才が学び、日本洋画界を代表する安井曾太郎、梅原龍三郎、須田国太郎などの著名な画家を輩出しました。

110年以上の歴史を通して関西美術院で育った指導者に代々引き継がれて維持されてきて、今なお熱心な研究生によって毎日勉強が続けられています。


アトリエは1日中変化の少ない北側からの自然光が美しく、石膏や人体の研究にはこの上ない環境です。

関西美術院は「絵画を学ぶ人のためのオープンなアトリエ」で、真剣に勉強したい方であれば、どなたでも随時入学・入会できます。

初心者からプロの画家まで幅広い年齢層の方が在学しています。


建築は京都市役所や府立図書館の作品で有名な武田五一の初期の作品で京都の誇る文化財と言っていいでしょう。

建物は平成28年11月29日に『国・登録有形文化財』に指定され(登録番号26-0507)、令和4年12月12日に『京を彩る庭園・建物』にも認定(選定番号第12-015号)されました。

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